独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター臨床研究センター 感覚器センター

トップページへ

Q9 :

声で耳鼻咽喉科にかかる場合や、音声外来にかかる場合なんとなく不安です。 保険は利きますか?予算は?受診に際して何か必要なものは?

A :

音声外来を担当する医師は耳鼻咽喉科がほとんどです。 担当する音声外科医は耳鼻咽喉科の一部で、音声・言語障害や嚥下障害など専門に扱っています。 耳鼻咽喉科の専門医で音声言語を専門にした医者が「耳鼻咽喉科の専門は音声外科です。」と名乗っています。耳、鼻、腫瘍などの専門と一緒です。
音声が専門外の耳鼻咽喉科開業医の先生から音声外来に紹介する場合、大学病院や入院設備のある大きな病院に紹介する場合が多いようです。 いかなる病院にかかろうとも、この際の一般的な注意事項は、

1.

予約を取る。大きい病院では初診の担当医が見て、その後音声外来などにまわします。 このため大きい病院は、一般に2度かかる必要のある場合があります。 紹介状をもらった時点で音声外来や喉頭外来を希望として、紹介先の病院と連絡を取り一番効率の良い方法を選んでください。

2.

受診当日、食事は軽めにしたほうが良いかもしれません。 のどを見ますので、満腹ですとゲーッとなり易いです。保険証を持参してください。

3.

べろを引っ張って観察する場合が多く、口紅が思わぬところに拡がったり、付着して後で困ることもあるかもしれません。 あまりいい服を着るとよごれる場合もあります。入れ歯ははずす場合が多いです。はずしても、なくさないようにしましょう!

4.

病院では初診時待たされる場合が多いかもしれません。対策として、読書など良いかもしれません。 耳の悪い方や目の悪い方、いざ呼ばれて出足の悪い方は事前に耳鼻咽喉科の受付にもうしでて、順番が飛ばされないようにしてください。


* 受診に際して、全身状態や生活環境、ご職業、ご趣味、など生活習慣の要素やご家族のこと、ストレスの状態など、詳しく聞く場合があります。 極めて重要な要素ですので、「何で耳鼻科がそこまで?」と考えずにご理解、ご協力ください。



* 実際の検査と大体の値段(保険は3割ですと大体の目安は以下のとおりです)

喉頭の観察の多くは内視鏡です。鼻や口から入れます。日本の音声外科はうまいですから、それほどつらくはありません。
約2000円


ここまでは初診料のぞき、耳鼻咽喉科の一般診療と変わりありません。


音声外来ではさらにストロボ光源を用いたストロボスコピー。これが音声外科の特徴で、声帯の振動を見ます。
約1500円


声の録音と音響分析、音声機能検査(声の客観的評価)
約1500円


そのほかに、必要に応じて薬代、処置代もかかります。
お金儲けではありませんので、安心して信頼して音声外来にかかりましょう!


もし手術になった場合、1週間の入院で声帯ポリープのラリンゴミクロサージェリーの場合、一般に総額40万円-50万円ほどかかります。その3割で約15万円前後です。
できれば、声の衛生や日常生活の注意で治すのが一番経済的です。


Q&A一覧へ戻る

Copyright(C) National Institute of Sensory Organs. All Rights Reserved